院内集会を行いました2011/09/29 09:02

昨日、午後3時から5時過ぎまで、衆議院第一議員会館第1会議室で、川口学園事件を考える会の主催により、「街宣行動禁止決定に対する緊急集会」を開きました。

当事者である首都圏大学非常勤講師組合の松村委員長と私からの報告に加え、早稲田大学名誉教授・弁護士の佐藤昭夫先生から基調講演をいただきました。先生は「団交要求・街宣行動などの禁止は、憲法、労組法、労調法、ILO98号条約を踏み躙るもの」と題してお話しされましたが、たたかうものにとって非常に元気が出るお話でした。

仮処分決定は「裁判と交渉・要求を混同し、言論の自由と団体交渉権を否定した」点と「営業の自由を絶対化した」点で誤ったものであり、争議行為はむしろ、営業に支障を及ぼすことを通じ、実質的に不平等な関係の労使に対等交渉を促すものであることが法律や判例で言われているといいます。ほかの争議や裁判にも大いに参考になるお話でしたので、いずれ活字にして普及することも考えています。

非常勤講師組合や東京争議団メンバーほか、レイバーネットやメディア関係者にもお集まりいただきました。今後、さらに運動を広げて、こうした問題についてのシンポジウムを開くことを申し合わせました。できれば大阪で同じような仮処分事件を現在たたかっている当事者にもおいでいただけるように準備を進めます。

ご協力ありがとうございました。今後もご支援よろしくお願いします。

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